ツイートを深掘りしてみる その1

いまだに「いいね」の数とツイート内容の関連性は
よくわかっていない私です

今、私がTwitterで毎日展開しているのは、仮想のお悩み……世間の方が悩んでいそうな内容を設定し、それに対してカードを引く、というツイートです。

名付けて「バッティングセンター方式」。

その中で、予想外の反響をいただいたものや、Twitterの文字数では表現しきれない内容をお伝えしたいものなどをピックアップして、ここで深掘りしていきたいと思います。

第一回目は、10月11日(月)のツイートから。
〈職場を追われ、苦しんでいる方へ〉→引いたカードは「清姫」でした。
メッセージは、「図らずも仕事の場から離れてしまったのなら、そこはあなたに合わない場所だったのです。今は怒りや嘆きもあるかもしれませんが、あなたに合う場所を探して、もっと幸せになれば良いのです。」

リストラされたり、不本意な退職をすることになったりした場合をイメージしたリーディングだったのですが、「リストラ」という単語は少し刺激が強すぎるかと思い、表現を変えました。

さて、この清姫ですが、『日本の妖怪カード』の中では比較的知名度が高い方ではないでしょうか?和歌山県の道成寺にまつわる「安珍・清姫伝説」のメインキャラクター(?!)です。
「熊野の帰りにまた立ち寄る」という約束を破った修行僧の安珍を追う清姫が、怒りのあまり火を吐く大蛇となって、安珍が逃げ込んだ鐘ごと焼き尽くした……と、これが大体のストーリーです。

が、面白いのはディテールが少しずつ違うバージョンが存在していること。それを大まかに分けると
1. 安珍は真面目な男で、修行僧のため妻帯することはできないのに清姫に好かれて困り果てた
2. 安珍が適当に「嫁にしたい」と言ったことを清姫が本気にしたので困って逃げ出した
というパターンに分かれるのですが……これ、だいぶ印象が違ってきませんか?

1のパターンの場合は、安珍も可哀想というか、清姫のヤンデレ感が強調されてしまいますが、2のパターンだと安珍、自業自得……。
これはきっと、この伝説を言い伝えた人の意図せぬ思いとか、口承の担い手の性別とかによって、少しずつ分岐してきた結果なのだと思うのですが、ワタクシ藍伽、2のパターンを支持しています。
なぜなら!安珍が逃げ込んだ先の道成寺の僧も言っているのです。

「ただ置け、これほどのものを。」(意訳:こんな奴放っておこうぜ)

現代なら(苦笑)ってつきそうなセリフ。
それでも道成寺の皆さんは安珍を匿ってあげようとしたのですが、その結果、清姫(火を吐く大蛇ver)に乗り込まれたのですから、とんだ災難でしたね。

そして、どうしても不思議なのは清姫のこの執着心です。常識的に考えて、嘘をついてまで身を隠そうとした相手なんて、仮に捕まえたとしても一緒にいるに値しないですよね?
美人とされている清姫、絶対にもっとマシな人と出会えたと思うのです(まぁ、それを言ってしまうと、色々な民話・伝承が成立しなくなってしまうのですが)。

で、ツイート内容に戻るのですが……。
リストラされたにせよ、肩を叩かれたにせよ、その会社に無理に残ったとしても幸せにはなれないと思うのです。だったらさっさと立ち去って、もっと自分が輝ける場所を見つけた方が良いに決まっています。なんなら幸せいっぱいの顔で、「あの頃はお世話になりました!」って挨拶に行ってやれば良いのです。

悩みに悩んで、トグロを巻いた大蛇のように思考がグルグルとしてしまう前に、自分から見切りをつけて、新たな一歩を踏み出せたら良いな。と、そんなメッセージとなりました。
このツイートは10月末現在、一番たくさんの「いいね」をいただいています。少しだけでも皆さんの心に響いていたら嬉しく思います。

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