ツイートを深掘りしてみる その2

ツイートした時は「ちょっと言葉がキツいかな」
と心配になりました……

予想外の反響をいただいたものや、Twitterの文字数では表現しきれない内容をお伝えしたいものなどをピックアップして、深掘りするコーナー。
第2回目は12月2日(木)のツイートから。
〈家族が趣味に理解を示さないことでお悩みの方へ〉→引いたカードは「天降女子」でした。
メッセージは「趣味に文句を言うのは、「こうあるべき」という価値観を押し付けようとしているのかも。仮に相手が家族でも、大切なものを明け渡さないように、静かに後退りしましょう。」
「(親として)(男の子だから)(女なのに)「こうあるべき」という意見と共に差し出されるのは善意でコーティングされた支配欲です。受け取るかどうか慎重に判断し、時には払い除ける勇気も必要です。本当に大好きなことを手放してしまわないよう、しっかり握りしめておきましょう。」

このツイートに関しては、まさに予想外の反響でした。
と、いうのもツイートしてから、言葉のチョイスがキツすぎたかな、と心配になったのです。
「価値観の押し付け」「善意でコーティングされた支配欲」……ちょっとドキドキ……。

実際、これって難しい問題だな、と思うのですよ。例えば夫が(もしくが妻が)家庭生活を完璧に放棄して趣味に明け暮れていたら、それは理解してもらえなくて当然だし、お金がかかる趣味の場合は?危険を伴う趣味の場合は?などなど、条件次第で変わってきてしまいますよね。
ただ、このツイートに関しては、常識の範囲で通常であれば認めてもらえるはずの趣味について理解してもらえない場合、と設定させていただきました。

そして、結果的に多くの方の「いいね!」をいただいたわけですが(皆様ありがとうございます!)この問題に悩まれていらっしゃる方ってたくさんいらっしゃるのかな、と感じたのです。
特に「占いが好き」「スピリチュアルなものが好き」「妖怪が好き(!)」というような方の場合、これは結構現実的な悩みなのかもしれません。

カードの「天降女子」(あもれうなぐ、と読みます)は美しい天女で、妖艶に微笑みながら手に持った柄杓の水を差し出してきますが、この水を飲むと魂を奪われてしまうそうです。
回避する方法は2つ。微笑まれた時に睨み返すことと、柄杓を下から支えるように受け取ること。そうすれば魂を奪われずに済むのだとか。

「家庭があるのだからそんな趣味に時間を使うのはやめなさい」
「いい年なんだからもうそんな子供っぽいことはやめなさい」
などなど、こういう言葉の後にはかなりの確率で「あなたのためを思って言っている」という台詞が追加されます(実際にそう言わなくても、それが前提になっている)。

でもですよ、本当に「あなたのため」を思っているなら、楽しんでやっていることに水を差すのはおかしな話。むしろなんとかその楽しみを持続できるように応援してもらいたいですよね。

そんなわけで、天降女子の微笑みを睨み返すように、毅然とした態度で対応したいものです。本当に好きなことは、それが占いでもスピリチュアルでも妖怪でも、奪われないようにしたいですね!

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