ようかいの〜せいなのね、そうなのね♪

こんなタイトルをつけておきながら、
『妖怪ウォッチ』については詳しくないのです。

このブログをご覧の皆さま、昨夜の地震は大丈夫でしたか?
私は現在、東京都下に住んでいますが、流石にちょっと不安になるほどの揺れを感じました。
実際には近くで寝ていたおネコ様を守ろうとして覆い被さり、迷惑そうな顔をされた程度だったのですが、落ち着かない一夜を過ごしたのは、やはり3.11の記憶があるからかもしれません。

地震が起きるたびに思い出すのが、江戸時代に流行したという「鯰絵」についてです。

江戸時代にももちろん地震は発生し、現代よりも建築物の構造が脆弱だったわけですから、被害も甚大だったはず。そんな中で、大きな地震が起きると「鯰絵」が人々の間で持て囃された、ということを、非常に興味深く感じています。

地震を起こした鯰を懲らしめていたり、逆に鯰が復興作業を手伝っていたり、地震の後に一儲けできた大工たちが鯰を接待していたりと、そのセンスにはただただ脱帽です。

地震は地中に潜む鯰が起こしている……そんなことを江戸時代の人々だって信じていたわけではありません。それでも、起きてしまった災害について嘆き悲しんでいても仕方がない。そんな気持ちから、鯰を風刺画に描いて笑い飛ばそうとしたそうなのです。

まさに、「妖怪(かどうかは微妙ですが)のせいなのねっ」といったところでしょうか?なんとも逞しい精神ですよね。
災害は起きてほしくはないですし、深刻なことを茶化したり面白がったりするつもりは全くありません。
ただ、かつての日本人のこういうメンタリティはすごい!と思いますし、私たちの国の文化として誇りに思っていたいとも思っています。

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